二十歳の香り は 永遠 無限

1月の講座では【鹿鳴館の香り】として、ダマスクスローズオイルを染み込ませた白檀を使っての調合でした。


ダマスクスローズのアブソリュートはとても華やかで濃く、心に染み入るまろみがあります。
水蒸気蒸留法で抽出されたアロマオイルとは香りの質が異なることは分かっても、両方同時に香り体験をしたことがないので、その違いを確かめたくネット検索をして、Profice に足を運び、望み以上の調香体験をすることができました。 
高円寺駅から環七方面に歩いて徒歩5分、ビルの二階にある部屋は美しい香水の瓶で溢れ、調香師の男性は、香水に身も心も捧げているかのようで、醸し出す雰囲気にたっぷり浸りました。

proficeとは、「香り」(Profumo)と「幸せ・楽しい」(Felice)をもとに「難しいことは置いておき、純粋に香りを楽しむ生活をしましょう♪」という意味を込めた造語です。 と HPの説明にあります。・・・束の間の時間でしたが、彼のスタイルに深く共感しました。
 

http://www.profice.jp/top/profice.htm


レジメに沿って次々に差し出される香水と、その主たる成分の香料の紹介、そしてもう一度香水を体験して、成分の香りを感じる・・・和の香りの調合とは異なりますが、分かりやすいお話に、講座時間は1時間延長で盛り上がりました。



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ゲラン mitsouko



ある香水販売サイトには、こんな風に書いてあります。⇩

フローラルとピーチをベースにしたフルーティーノートが、スパイスとウッドのアクセントと共に、魅惑的なシプレーへと溶けていく絶妙のバランス。控えめで、それでいて凛とした、気品に満ちた神秘的な香りです。


 トップ   ベルガモット
 ミドル   ローズ、ジャスミン、ピーチ
 ライト   オークモス、スパイス類、ウッド


Profice の説明は下記です。


  トップ ベルガモット(レモン マンダリン ネロリ
  ミドル ジャスミン ローズ ピーチ (クローブ イランイラン)
  ラスト オークモス ペッパー シナモン ベチパー(ベンゾイン)


ローズ/ジャスミン(数種類)ピーチ、ネロリを体験さらに、オークモスも。モスオイルはお香の調合に使いますが、、、今回は香料ではなく、実物を見せていただけました。
写真のミツコの真後ろにあるのが、オークモスチンキです。 初めて実物見て匂い体験、、、溶剤のアルコール臭に湿った苔香りがしました。 写真の左側はアイリッシュムス○○(☜全部聞き取れなかった)という海藻です。 これら全部をあわせて 魅惑的なシブレーと称されるのだそうです。
パーツを見てみると、現在の私好みスパイスが沢山組み込まれている事に気づいて、なるほど、そうかと納得でした。



 
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▽▲年前、十代の最後の頃、1ドル360円時代に、右側のボトルを海外からのおみやげにもらいました。 当時は甘くまとわりつくように思えて好きになれず、美しいラインの瓶だけを飾っていました。
ですが、今は、体験した中で最も心をぐいとつかむ匂いになっていました。

調香師さん曰く 「大人になって初めてわかる香り・・」 と   




珍しい沈香オイル


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そして、本日のメインイベント


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infini caron

20歳の時に初めて買った香水の香りを何十年ぶりに体験しました。 
ガラスケースの香水瓶に手を伸ばす時に、想い出を取り出すような気分になり、少しだけ、どきどきしました。

ミツコの圧倒的な印象とはことなり、すーとあっさりした香りです。 
 
この香水は、夏目雅子が気に入ってつけているということで、人気がでた香水だと教えていただきました。
この事を知らない私の記憶の中での香りは夏の日差しとともにあり、夏目雅子が水着で走り抜けるシーンの景色にも似ているような気も、、、
若い香りは夏の日差しと連動するのかもしれません。  


参考のため調香セミナーのHPには、

infini caronについて 下記⇩

1970年発売で調香はGerard Lefort氏です。左右非対称のコンセントレが発売されたのは2000年のことですから、ごく最近です。当時、アンフィニ(無限)という言葉を理解し、味わっていたのは詩人と科学者だけでした。1970年になってやっと、キャロンが「無限」というものの香りにたどり着いたのだとオフィシャルに記載があります。無限をどのように捉えて表現をしたのか、までは記載がないのですが、そこはユーザーの想像に委ねる、ということなのでしょう。

この香りは、チュベローズ、ラッパ水仙、スズラン、サンダルウッド、 ベチバーを核としたフローラルアルデヒドで、付けた瞬間にはグリーンが香ります。グリーンフローラルですね。ナルシスの精油にアイリスを加えた感じです。アルデヒドも香りますが、アルデヒドよりもナルシスとアイリスが強いなぁ。しかも、つけてしばらくでアルデヒドは落ち着いてしまいます。そこからは、ナルシスが少し薄れてフローラルがメインとなります。アイリスはずーっとあるのですが、他の花々に隠れるようになり、ベースノートの印象です。そこからは、次第にフローラルが薄れていって、ベースが残るのですが、最後の印象派、アイリスとサンダルウッド、ほのかなアルデヒドです。そこに少しベチバーかなぁ。甘さはないのですが、サンダルウッドとアイリスの柔らかさはあります。

最初、もっとチュベローズが強く香るのだと想像していたのですが、最後まではっきりとは香らずに、上品なパウダリーが続きます。可愛らしいていうよりも上品、フェミニンというより清楚な感じの香りです。 



当時の私の香りを覚えてくれている人はいるかしら・・・


大人の香りがわかるようになった今となっては、
私自身が忘却の果ての香りになっているのですから、
いるかもしれない、、、と期待する方が無理でしょうか。
 
でも、私が香りで覚えている人が居るので、

もしかしたら・・・・


二十歳の香りは、永遠。












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