香は人なり

置き香を作りました。

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白檀をスプーンで16杯、他の生薬を加えて全部で40杯調合です。
安息香とかっ香.....は4杯も入れて、強力に甘みを底上げします。
時間経過でしっとり艶に甘くなる丁子を2杯、桂皮、大茴香の辛みも忘れず、零陵香でぴりっとさせて、麝香で香りをまるくして、最後は、臭い吉草香でまとめました。


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調合は、非常にデリケートなものです。 原料のロットによる状態変化、合わせ方、季節と温度湿度により微妙に左右され、同じ材料、同じ方で作っても、人により出来は異なります。 
そこで、【香は人なり】 香に人柄、センスがでることも。

秋風が吹く頃まで休ませて、出迎え香にいたします。



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この記事へのコメント

金之助
2009年08月12日 07:40
こんにちは、久しぶりに連続アップですね。

調合してしばらく馴染ませる期間が必要なことを初めて知りました。陶土も採取からこだわっている方は一年間寝かせたりすると聞きました。時間をかけるという作業だけは他の手段に代えようがなく、せっかちな現代人の感覚を切り替えてゆったりと構えたもの作りが必要なのだと痛感します。

さてその大量な原料を調合した香の使い方が出迎え香と聞いて、そのシーンを想像してみました。その香りは出迎えだけでなく、客人が帰る際には見送り香となるのでしょうね。玄関で客人を包み込んだ香りはその帰り道にしばらく寄り添い、亭主余韻の糸を残す。青い鳥の童話のような、香りの糸が夜道に微かに煌めく様子を想像し、なんともいえぬ心持ちになりました。
ねり香
2009年08月14日 12:15
金之助さん

美しい文字綴りのコメントをありがとうございます。

見送り香の発想は素晴らしいですね。
おもてなしの心が最後の最後、客人がみえなくなるまで
行き届いている証拠でしょうか。

私も、しばし、青い鳥童話の世界に浸りました。
煌めく絲は、はたして何色なのだろうかと?

土いじり、お茶の香りに浸り、大地を走り抜けと・・・
感性が磨かれているのですね。 

お香の熟成に関しては驚く事が沢山あるんですよ。
例えば、原料やさんが鳩居堂に納入する丁子は、丁子油のとげとげ感をとって、甘く奥行きのある匂いにするために、最低1年は倉庫で寝かせるのだそうです。 白檀も切り刻んだ残り粉末をためて数年おいたものは、色つやも濃くなって艶な甘さを増して、同じく納入。 さらに、零陵香という、辛くて臭い香原料は、10年寝かせて辛みを抜いて調合するのだそうですよ。 鳩居堂の零陵香と、私が持っている零陵香は天地の差の匂いです。

 

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