江戸幕府260年の香り

2月のららぽーとのカルチャーは、江戸幕府260年の香り、印香(お線香)を作るでした。
日本の香の歴史は、聖徳太子の時代、推古三年夏四月、淡路島に香木が到着したころからはじまりますが、お線香の歴史は江戸時代前後から約400年と比較的新しいものです。
灰、墨、香炉などがなくても手軽に楽しめようになったため、江戸時代に普及して現在に至ります。


画像




沈香、白檀の他に甘松、丁子、かっ香などの天然生薬を多めにつかう伝統的線香調合は、熟成していくことで、奥行きのある深い香りになります。 抜き型を使って、愛らしい印香もつくりました。
印香に火をつけて灰におくと、か細い煙がたちあがり、やがてお線香の灰の形がくっきり残ります。
黒いのは沈香の樹脂です。 5分ほどで燃え尽きますが、沈香が多量にはいっているため、残り香が
しっかりと漂い、また形も残りと、視覚、嗅覚で楽しめます。





画像



源氏物語の時代から、お香は最高の贈り物です。 大切な方に差し上げるための包装は、折り形で簡単ですが、心をこめました。包装のイメージは  芭蕉の俳句から   

  蘭の香や蝶の翅に熏物す  らんのかやてふのつばさにたきものす

       
バレンタイン用に、ブルーハート(青い心=情)


画像




贈った方と、贈られた方が、立ち上る煙を見て、やがて燃え尽きた残像と残り香を共有する時間がもてたかしら、、と、気になるところです。



お線香の芳香煙と静かな時を重ね、くゆりとゆらぎが見えるような漢詩のご紹介

「線香」  元政上人  『艸山集』より

糸頭乱緒白雲芳
変態百興終不常
清話濃時尺還短
安禅倦処寸猶長

糸頭の乱緒 白雲芳し
変態 百興りて 終に常ならず 
清話濃なる時 尺も還て短く
安禅倦(う)む処 寸も猶お長し

線香の先端から、白い煙が絡み合う糸のように立ち上って、良い香りを放つその煙が燻(くゆ)る姿は、千変万化して、一瞬たりとも止まることを知らない話がはずんで楽しい時は、一尺の長さ(の線香)でさえ短く思え禅の修行に飽きた時は、わずか一寸の長さ(の線香)でさえ長く感じられる





 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • エアマックス 95

    Excerpt: 江戸幕府260年の香り 日々是香日/ウェブリブログ Weblog: エアマックス 95 racked: 2013-07-09 13:06